A4クリアファイルの話

今、世間ではランドセルにA4のクリアファイルが入るだの入らないだのという話が話題になっているとかいないとかで。
別に入っても入らなくてもランドセルを使うことのない自分にとってはどうでもいいことなのだろうけれど、140文字では伝えきれない「モヤモヤ」みたいなものを感じたので、このブログに投下しておく。本当は増田でもよかったんだけどね。
ということで自分が小学生だったころを思い出してみた。つまりランドセルにお世話になっていた時だ。その時の自分はB5のクリアファイルを使っていたはずだ。これはもちろんA4のクリアファイルを入れることができないからで、別に不便に思うこともなく、当然のことだった。
パソコンの普及に伴ってA4のプリントも増えていた。Microsoft Wordで普通に文書を作るとA4になるからね。文部科学省やら市の教育委員会やらから回ってくる文書は大抵A4だった。そのようなプリントはB5のクリアファイルには入らない。当然だ。サイズが大きくてはみ出してしまう。でも自分は、というより他の人もそうだったが何の疑いも持たずに二つ折りにして入れていた。
でもこの「折る」という動作は小さな手で綺麗に折るのはなかなかに難しい。でも1年も続けていれば普通にこなせるようになるものだ。逆に、紙を「折る」という作業は経験していないと難しいのだ。綺麗に折れないし、時間もかかってしまう。
つまるところ何が言いたいのかというと、A4クリアファイルがランドセルに入るようになり、A4のプリントがそのまま――折らなくても入れられるようになると、紙をマトモに折れない子供が増えるのではないか、ということ。言い過ぎかもしれない、というか言い過ぎだが、せっかくゆとり教育が改善されるというのに指が"ゆとり"になるんではもったいないなぁ、と思っただけ。別に自分は困らないんだけどまた大人たちが(というか自分たちの世代かな)が、いつぞやの小刀で鉛筆を削れない云々よろしく「最近の若いのは紙もマトモに(ry」とか言い始めたりするのは嫌だなぁ、と。
加害者の行いが招いた結果について被害者にケチをつけるのはよくないよね。自分も気を付けないと。